我が家の愛犬との出会い

もうすぐ冬になるなと思っていたある秋の日のことです。
仕事中に母から知り合いに電話をしてほしいという依頼が来ました。事情がよくわからないまま、知り合いに電話をしてみました。そうすると、
「実は、犬が友達の家に迷い込んできて、役所にも連絡したんだけど、これって保健所に連れて行かれるのよね。それは嫌だから、NPOの施設のことを教えてほしいんだけど」
と言われました。なんだか事情がよく飲み込めず、「とりあえず、行きます」とだけ伝え、犬のところへ行きました。
行くと、犬が迷い込んできたお宅の奥さん、その方の友人、そのお二人が来ていたお宅の家族。もう何が何だかわからないのですが、その真ん中に、迷い犬が小さくなっていました。
どうやら、数日前から近所に、親子連れで迷い犬がさまよっていたそうです。その中の一匹の子犬が、あるお宅に迷い込んできたそうなんです。親犬を探すも見つからず、近所に聞くもわからず、自分の家で飼おうにもすでに犬を飼っておられ、持病も持っておられてどうしようもなくなっておられたところ、まわりまわって私にまで連絡がきたというわけでした。
悩みに悩んだ末、私の心が不意に動きました。数年前に愛犬が死に、庭の片隅がひどくさみしい状態にもなっていたということと、父が倒れて入院しているというのもあり、大きな癒しになるような気がして、引き取ることにしました。
さすがに野良として数か月外にいたせいもあり、皮膚病を抱えていましたし、免疫力も下がっていました。しばらくは病院に通い、自宅での薬浴もしました。しかし、しっかりご飯を食べ、毎日走り回り、家族に、友人に愛されすくすく育っていきました。毎年、春時期になると同じ病気が発症しますが、その注射もおとなしく受けれるようにもなりました。家で入るシャワーも大好きで、いつもいい香りのする犬になっています。
一緒にいたはずの残りの子犬や親がその後どうなったのか消息は分からないままです。犬を飼うことのリスクは飼う前からわかっているはずです。生き物を飼うことのむずかしさを放棄する方がいなくなることを願います。

友達の飼い犬と接して

友達の家で飼っている犬の話です。
私はその友達の家によく遊びに行くのですが、玄関に入る度にものすごい勢いで走ってきて
ワンワンと敵が来たと言わんばかりに私に対して吼えたてる犬が苦手でした。
それは今にも噛みつきそうで、友達に犬が玄関に来ないようにしてもらえないかと相談したこともありました。
結局室内で放し飼いにしているので私のその要望は叶わなかったのですが、私も何故ここまでその犬に対しておびえなければならないのかと感じていました。
それから、私はあまり犬に対してビクビクとおびえた態度をとらないように心がけました。
少し怖い気持ちはあるのですが、堂々と玄関に入り、吼えられてもお邪魔しまーすと気にせずお家に入っていきました。
すると不思議なことに、何回か遊びに行った頃には玄関に入っても、その犬が吼えることがなくなったのです。
それどころか、すりよってきて、私の手をぺろぺろと舐めるのです。
なんだか嬉しくなって、体をなでてやるとリラックスした様子でますますなついてきました。
特別何かをしたわけではないのですが、やはり以前の私の態度も悪かったのかなと思います。
噛みつくのではないか、と疑ってかかっていた分、私の方こそが犬を敵と見ていたのかもしれません。
その犬はただ、突然きたお客さんに驚いていただけなのだろうなと思います。
これからも友達の家の犬はもちろん、ほかの犬に対しても優しく接していこうと思い、
もし噛みつかれるようなことがあっても、そのときは驚かせてごめんね、と許してあげられたら良いです。
私自身は犬を飼っていませんが、こうして動物から学ぶことがある分、犬をパートナーとする方たちの気持ちもわかるなあと感じた出来事でした。

 

憧れの大型犬

近所に、シベリアンハスキーのハナちゃんが居ます。
ハスキーのお顔の割に和風なお名前ですが、ご主人は外国の方。
せっかく日本にいるので、敢えて日本の名前にしたそうです。

お庭に出ていることが多いので、お散歩の時によく撫でさせて貰いました。
暖かいのは好きだけど、暑いのは苦手。
一見怖いお顔なのに、甘えん坊。
私、ハスキーってちょっと怖いイメージがあったんですけど
やっぱり犬は可愛いですね。

あと、これまで集合住宅に住んでいたので
周りで飼っているのは小型犬ばかりだったんです。
小型犬はやっぱり無駄吠えが多いんですよね。
それに比べて大型犬はおとなしくて無駄吠えしない。
我が家ももう少し広ければ、犬が飼いたいな~なんて思っちゃいました。

でも大型犬を飼うといっても大変ですよね。
食事の量も居住スペースもたくさん必要ですし、
なによりお散歩の苦労は大変みたいですね。
雨が降っても雪が降っても炎天下でも、欠かせないお散歩。
ペットショップなんかでは、小型犬は室内だけでも良いですよ~。
なんて売り文句にしてたりもしますけど、大型犬ではそうもいきませんよね。

あと大型犬で大変そうだなと感じているのは通院ですね。
たまに、バギーに乗せて通院しているレトリバーとか見かけます。
大事な家族だから、怪我や病気になったら病院に連れて行ってあげたいけれど、
大型犬にもなると、抱えてはいけないですもんね。
私は家にいる3kgの猫をケージに入れて連れていくのも一苦労…。
それがもっと大きいんですから…。

そんな事を考えていると、やっぱり犬を飼うのは大変だなぁと思うんですけど
犬と一緒の生活は憧れちゃうんですよね。
いつか、飼えると良いなぁ…。

かわいいけど困った犬

生後2か月で我が家の一員になった柴犬の「さすけ」も10歳の老犬になりました。
番犬のつもりで庭先で飼い始めましたが、性格がクールでおとなしく、小さいときからなかなか良い仕事をしてくれません。見知らぬ人が訪ねて来ても全く関心がなく、「おとなしい犬ですね。」といつも言われてしまうありさまです。

そんなさすけですがネコや、タヌキが来たとき、水道のメーター検針のおじさん、LPガスの取り換え作業のお兄さんが来た時だけは、狂ったように吠えるのはなぜでしょうね?おかげでその時の興奮で、玄関先に止めていた納車直後の新車をさすけのツメで傷だらけにされてしまったのはあまりにも悲しすぎましたよ・・・

こんな調子でいくつかさすけにも困ったことがあります。
この夏の猛暑からか、突然庭に穴を掘りだしたのです。今までこんなことはなかったのに。
毎日毎日前足で掘り続けて、とうとう腰がすっぽり入るくらいの深さまで掘ってしまいました。掘った穴に下半身を埋めている姿、土の中がよほど冷たくて気持ちが良いのかな、頭に手ぬぐいでも乗っければ、まるで温泉につかっている人間のように目を細めて、「はぁー、良い気持ち!」みたいな顔をしていました。
毎日暑いからねぇ、気持ちはよくわかるよ。でもね、掘った穴は我が家の玄関前、景観からしてもちょーっと困るんだよね。
可愛そうですが、この穴は却下され消滅しました。

他にも、スピーカーで、市の広報が流されると必ず「ウォーワォワォワォ・・」と一緒に歌います。ただ、大切なお知らせ、災害の事とか、火事の事とか、不明者の捜索とか全く聞こえないので困ります。
思わず、「うるさい、だまれ!」と怒ってしまうのですが、すると今度は小さな声で、「わぉわぉわぉ・・」と文句を言ってきます。

芸はできないし困ったこともやらかしますが、さすけは我が家には大切な家族です。人生の(犬生の?)折り返し地点が過ぎましたが、元気でいてほしいと願っています。